純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行などを行っている、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が公表している犬種別犬籍登録頭数で、なんと2008年から連続1位の座を守り続けている人気犬種になります。
2位のチワワとも1.5倍ほどの差があります。(2017年登録数)
皆さん、かわいい小型犬といえばまず思い浮かぶのがトイプードルではないでしょうか。
そんな、かわいい外見だけではない人気の理由を特徴からみてみましょう。
トイプードルの特徴
・平均体重3kg~4kgの超小型犬(小型犬)
・平均寿命は約15年の長寿犬
・とても賢く温厚で人懐こい性格
・無駄吠えが少ない
・抜け毛が殆どない
・寒さに弱く、適温は20℃以上
寒さに弱い為屋外飼いには向いていませんが、飼育しやすい特徴をいくつも持っている事が、人気の高い理由ではないでしょうか。
トイプードルのサイズ
JKCではプードルを成犬時の体高により4つに分類しています。
■スタンダード:体高45~60cm
■ミディアム:体高35~45cm
■ミニチュア:体高28~35cm
■トイ:体高24~28cm
プードルの中でも一番小さなトイプードルが圧倒的な人気を誇っております。
(更に小さいティーカッププードルやタイニープードルは今のところ正式なサイズとして認められておらず、トイプードルに分類されます。)
ペット用品にはよく「小型犬用」「超小型犬用」などの表記がありますが、トイプードル用はどちらが正しいのか悩まれた方もいるのではないでしょうか。
トイプードルは、超小型犬又は小型犬になります。
実はサイズ表記について明確な定義はなく、施設やお店などで個々に決められています。
施設(商品)によっては、小型犬・中型犬・大型犬の3種類で分けていたり、超小型犬や超大型犬も加えていたりと様々です。
ご利用される施設の定義を確認する必要がありますが、
一般的には成犬時体重が10kg未満は「小型犬」、5kg未満は「超小型犬」に分けられることが多いようです。
(トイプードルの成犬時体重は平均3kg~4kgといわれています)
トイプードルの寿命
犬の寿命は、犬種や大きさにより異なり一般的に、大型犬より小型犬の方が寿命が長くなっています。
トイプードルの寿命は、15年前後で長寿の犬種になります。近年はペットフードの質も向上していて寿命が延びてきています。
また、寿命は食事やストレス、病気の有無が関係してきますので良い飼育環境で育て、より長く楽しい時間を過ごさせてあげましょう。
■トイプードルと人年齢 比較表
トイプードルの性格
トイプードルは、とても飼いやすい性格を持っています。
温厚で人懐っこい
トイプードルは温厚で人懐っこい性格です。
初めて犬を飼う方、小さなお子さんや年配の方がいるご家庭でも、とても飼育しやすく飼いやすい犬種といえます。甘えん坊な子も多く、飼い主に付いて回ったりくっついてくる事が多いです。
とても賢くて従順
トイプードルは犬の中でもとても賢い犬種といわれ、犬の知能指数(IQ)ランキングで、ボーダー・コーリーに次ぐ2位にランクインしています。
賢いのでしつけがし易く、従順で飼い主以外にはあまり懐かないとも言いますが、社交的で他の動物とも友好的に接します。
無駄吠えが少ない
トイプードルは無駄吠えが少ない犬種です。ただ、警戒心が強い子や、甘えん坊な子も多く吠えたときの対処により無駄吠えに発展してしまう事もあります。
吠えた時にかまってしまうなど、欲求を満たしてしまうと学習して繰り返してしまいます。
トイプードルの毛
トイプードルは、くるくるとカールした被毛が特徴的です。
トイプードルの毛は「シングルコート」
犬の被毛は、下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の二重構造になっています。また、犬種により二重毛の「ダブルコート」と、アンダーコートがわずかしかない単毛の「シングルコート」に分かれます。
アンダーコートには防寒の役目があり、「ダブルコート」の犬種は、春から夏にかけて暖かくなる時期(換毛期)にごっそり抜け落ちます。
トイプードルの被毛は「シングルコート」なので、抜け毛が殆どありません。そのかわり寒さ暑さに弱く、適温は20℃以上といわれています。
トイプードルの毛色
JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)で認定されているトイプードルの毛色は、なんと14色あります。
レッド、アプリコット、ブラック、シルバー、ホワイト、クリーム、ブラウン、グレー、ブルー、ベージュ、カフェ・オ・レ、シャンパン、シルバーグレー、シルバーベージュ
毛色による性格の差もあるといわれています。1色でも濃淡に違いがあったり、2色がまざったミスカラーなども存在します。
また、ミスカラーについてはJKCで認定されていない為、血統書が発行されません。